
久下さんが本日12月8日(金)、朝日新聞夕刊の映画コラムに登場します。コラムは「私の描くグッとムービー」と題され、毎回画家や作家など著名人の方々がお気に入りの映画について絵を描き、その映画について語るべく取材を受け、そのお話しが掲載されるものです。
久下さんが選んだお気に入りの映画は、ウッディ・アレンの「マンハッタン」です。1979年の作品で、久下さんはこの作品をマンハッタンに住み始めてから見たそうです。映画に使われたシーンやスポットは、大概知って見当がつくので、見ていて楽しかったし、一緒に見たユダヤ人の知り合いが自分には分からないところで“バカ受け”していたのも興味深かったと取材のときに話していました。

この映画に捧げる作品も描きました。
Queensboro Bridge Dedicated To Woody Allen's Manhattan
「ウッディ・アレンに捧げるクイーンズボロ・ブリッジ」2009
コラムに寄稿した作品は「フェデリコと消化栓」です。消化栓は住み始めた当時、街を密着取材しようと、もっぱら足で歩き回ったのですが、その間にマンハッタン中の消化栓を所番地付きでスケッチしたのです。まるでレトロなロボットのように個性がまちまちで、いい表情の消化栓ばかりでしたというのが、この偉業(?)を達成した後の感想でした。
映画「マンハッタン」の画面と一緒にニューヨーク散歩をし、最も印象深いモチーフである消化栓と、最も大事な存在であった相棒フェデリコを描いた次第です。
久下さんの「私の描くグッとムービー」は、朝日新聞夕刊のほかに朝日新聞デジタル、朝日マリオン・コム、聞蔵IIビジュアル、朝日けんさくくんにも転載されます。

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